企業のブランド価値を最大限高める「空間デザイン」とは。 COLUMN

ディスプレイ・イベント業界で唯一無二のユニーク企業

ディスプレイ・イベント業界で唯一無二のユニーク企業である「第一広房」。今回は、同社で空間デザインを担当する2名の方に、デザインを作るコツやインスピレーションなどについてお話を伺いました。

インタビューに協力いただいた方:

クリエイティブ事業部 アートディレクター(執行役員)木村 大太様

クリエイティブ事業部 デザイナー村松 美結様

現在のお仕事について

取材者:初めに、お二人が現在どのようなお仕事をされているのか教えてください。

木村様:イベント、展示会を主軸とし、建築及び内装関連のデザイン・設計を行なっています。企画からデザイン・設計までワンストップで行う案件もあれば、クライアントから設計依頼の案件もあります。

具体的に申し上げますと、我々クリエイティブディレクション部はデザインチームと設計チームを備えており、クライアントのご要望に応じ最適なスタッフィングで対応します。

例えば展示会案件などは、受注から施工までの時間が短くスピード感が求められます。デザイナーが企画からデザインまで責任を持って対応、手描きスケッチを始めCGパースを製作し、常にクライアントやチームと目的にブレがないか確認しながら業務を進め、施行へと導きます。

また、常に多くの案件を抱えているので設計チームと手分けをし、日々スピーディーな対応を心がけています。

取材者:お客様はどのような人たちが多いですか?

木村様:主に広告代理店をはじめ、様々な業種の会社様がいらっしゃいます。

代理店様からのご依頼だと、すでにある企画がある場合もありますが、新規コンペ案件や企業様のブランディングに関わることや、店舗リニューアルなど企画から必要な場合もあり様々です。

取材者:企画をデザインに落とし込むのって難しそうです。

木村様:私たちが見なければいけないのは、クライアント目線とその先の企業の目線、そしてさらにその先のエンドユーザー目線です。

コロナ禍により各企業がこれまでの戦略の方向転換を余儀なくされる中、”リアルスペースの体験価値”をいかに最大化していくか?という目線を常に持ちながら、企画へと導いていきます。

コロナ禍による需要の変化

取材者:コロナ禍になり、需要の変化はありましたか?

村松様:ありましたね。リアルスペースでの体験価値が向上したと感じます。

どの企業様も、自社の製品やサービスの価値を発信する機会がなくなってしまい、どうしたらいいかまだまだ試行錯誤している段階です。

取材者:やっぱり、リアルな場が良かったなと改めて感じてしまいますよね。

村松様:オンラインを通じて「あたかも展示会に来たような」体験を届けることができるか、が大事になってきているなと思います。早くリアルな空間スペースの需要も戻ってきて欲しいですけどね!

空間デザインを作るコツ

取材者:空間デザインを作るときのコツはありますか?

木村様:例えば、ホテルや飲食などの商業施設系の場合は、「高級感」や「心地よさ」など、そこで過ごす時間やサービスをホスピタリティと捉えデザインする上では「意匠性」や「素材感」が特に重要です。

一方、我々が主軸とする展示会、イベントの世界では企業が担う「製品」や「ビジョン」と言う”情報価値をユーザーに可視化”し、ブランドへの信頼や共感を得ないといけません。

そのためには、ただ意匠性やデザインの見た目の整備に囚われるのではなく、

企業の理念やブランド戦略をしっかりと理解しエンドユーザーにとって最適なコミュニケーションとは何かを追求しながら、大きなデザインの方向性を決めていきます。

取材者:事業戦略まで理解して、デザインを作成されているのは驚きでした。

木村様:我々が請け負っているイベント、展示会デザインは企業の事業戦略のプロモーション領域です。

まず、この構造を理解し、その中での自分たちの提供できる「リアルスペースと言う価値創造」に立脚し、時代の変化にも対応しながら何が提供出来るのか?

こうしたプロセスを大切に日々アイデアを生み出し、クライアントのご要望に適した”あらたな体験価値の創造”によって、唯一無二のクリエイティブパートナーとして存在し続けたいと思っています。

デザインを作るためのインスピレーション

取材者:デザインのインスピレーションはどこから得ていますか?

木村様:デザインのインスピレーションで言えば、日常生活をしていく中で、感動するものや不思議なものに対して「なんでだろう?」を突き詰めるようにしています。

また、週に1回デザインについてのアイデアを各自持ち寄る「部会」を開いています。感動したり良かったと思うポイントを共有し、「これは展示会の魅せ方にも使えそうだね」などとコメントし合っています。

ある人の感性を刺激したアイデアを自分の中に取り込むことで、どんどん引き出しが増えていきますし、新しいインスピレーションが今後のデザインに絶対生きて来ます。

空間デザイナーになったきっかけ

取材者:お二人が空間デザイナーになったきっかけを教えてください。

村松様:親がWEBデザインの仕事をしていてデザインが身近にあったのと、小さい頃から絵を描くのが好きでした。小学2年生のとき、当時の図工の先生が学年の数人を集めて「君たちの作品は他の子と違う」と言ってくれたんです。それが嬉しくて、将来はデザインの仕事につきたいと漠然と思っていて、今ここにいるという感じですね。

取材者:才能を見つけてくださった先生に感謝ですね!木村様はどうですか?

木村様:私も、子供の頃から絵を描いたり、自分で工作をするのが好きでした。仮面ライダーってわかりますか?手足の動く仮面ライダーを、ボール紙とかで作ってるような子供でした(笑)

それで、将来は好きなことをやって仕事にしようと思い、この業界に入りました。

デザインとは、一言で表すと……?

取材者:デザインとは、一言で表すとなんですか?

村松様:「愛」です。「こうしたらもっとよくなるよね」とか 「こうするとすごく綺麗に見えるよね」と試行錯誤するのって、その商品やその先にいる人への「愛」がないとできないことだと思うんです。

取材者:深いですね……!木村様はどうでしょう?

木村様:「感動」ですかね。デザインが感動を作り、感動が生まれることで、人々の生活が豊かになる。デザインで解決できるものがたくさんあると思っています。

取材者:なるほど。お二人の回答が心に刺さります。

今後やりたいこと

取材者:今後行っていきたいことや、挑戦したいことを教えてください。

木村様:「第一広房TOKYO」という会社の社会的価値をあげていきたいです。

そのためには、デザイン部の一人一人がお客さんの信頼を得て、社会的に価値を生むデザインを世に出していき成功体験を積むことが必要かなと。3年かけて組織力をあげていきたいですね。

村松様:将来的には、海外展開も行なっていけたらいいなと思っています。

取材者:これからのご活躍を楽しみにしています。ありがとうございました!